PLiBOTとは
PLiBOTと大林組
大林組の新領域ビジネスから誕生した
PLiBOT株式会社
大林組のDNAを受け継いで誕生したPLiBOT株式会社
統合制御プラットフォーム
PLiBOTができるまで
大林組が取り組んできた建設現場自動化の取り組み
株式会社大林組は、建設現場の自動化に向けてこれまで多くの取り組みを行ってきました。
- 2019年
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市場のAMR(自動走行搬送ロボット)から、建設現場での資材搬送に適しているロボットの選定と、活用できるナビゲーションシステムの実証試験を開始しました。
取り組むなかで、建設現場では周囲環境が日々変化することにより、製造業や物流業と比較すると使用できるロボットが少ないことに気づきました。 - 2020年
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建設現場の資材搬送において、無人搬送車であるAGV(Automatic Guided Vehicle)と工事用エレベーターを連携して制御することで、階数を問わずに資材搬送の自律化が可能になる、ロジスティクスシステムを開発しました。
事前に入力したスケジュールに基づき、エレベーターの搬入からAGVの搬送までを完全に自動化。また、建設現場に設置したカメラとも連携して、荷物の位置や置き方に問題がないかを自動でチェックします。AIが作業領域への人の侵入を瞬時に検知し、危険と判断した場合は、AGVの動作を停止させることが可能です。
開発したシステムを実際の現場に導入する前に、AMRとエレベーターの連携試験ができるよう、東日本ロボティクスセンターに常設設置して実証試験を行いました。大林組の建設現場でも導入し、夜間での資材揚重など実証試験を行いました。
- 2021年
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PLiBOTを物流自動化プラットフォームとして確立し、商標登録しました。建設現場以外での適用領域を広げることを念頭に、AMRの頭脳であるナビゲーションシステムでBlueBotics社(スイス)と協業し、建物設備を連携して制御できるよう改良したのがPLiBOTです。
大林組は「ビジネスイノベーション推進室」において、新領域の事業化に資する最新技術などの選定やビジネスモデルの立案・検証などを行い、建設業の枠にとらわれない収益源多様化の実現に向けて取り組みを開始します。そこで、AGV、AMR、自動倉庫を販売する会社は、それぞれ個別に存在しますが、プラットフォームとAMRを販売する会社がないことに着目し、PLiBOTの設立を検討します。
- 2022年
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2022年9月、PLiBOT株式会社は株式会社大林組より、多種多様かつ最新鋭の自律作業ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robot)と、既存設備を連携して動かす統合制御プラットフォームを核とした自律化・省力化ソリューションを提供するために設立しました。
⼤林組は「持続的成⻑のための事業ポートフォーリオの拡充」を⽬指しており、PLiBOT株式会社は、新領域ビジネスとしてビジネスイノベーション推進室からカーブアウトした第⼀弾となりました。